Chap.4-11 Arachnoid -アラクノイド- [Chapter4 剣の記憶]
「話とは何だ?」
ジャッジマスター・ガブラスは黒いマントをなびかせて艦長室に入ってくるなり、単刀直入に聞いた。
「足止めをさせて心苦しいが、帝都から卿の耳にも入れておきたい情報が入ってな。」
ジャッジらしからぬ金朱の甲冑姿のジャッジマスター・ギースは、西方総軍旗艦リヴァイアサンの艦長席からゆっくりと立ち上がった。
ジャッジマスター・ガブラスは黒いマントをなびかせて艦長室に入ってくるなり、単刀直入に聞いた。
「足止めをさせて心苦しいが、帝都から卿の耳にも入れておきたい情報が入ってな。」
ジャッジらしからぬ金朱の甲冑姿のジャッジマスター・ギースは、西方総軍旗艦リヴァイアサンの艦長席からゆっくりと立ち上がった。
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Chap.4-9 Strahl -シュトラール(1)- [Chapter4 剣の記憶]
「てめえら! バルフレアは殺すンじゃねぇぞ!死体じゃ賞金は半分だ!」
大柄な緑のバンガは、プロテクターの下の鼻息も荒く大口を開けて我鳴りたてた。
その銅鑼声にカビ臭い籠もった空気はビリビリ震え、野獣のようにノシノシ歩き回るたびに、たわんだ木の床はギシギシ鳴った。
大柄な緑のバンガは、プロテクターの下の鼻息も荒く大口を開けて我鳴りたてた。
その銅鑼声にカビ臭い籠もった空気はビリビリ震え、野獣のようにノシノシ歩き回るたびに、たわんだ木の床はギシギシ鳴った。
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Chap.4-5 To Where? -尋ね人- [Chapter4 剣の記憶]
「・・・とは言ったけどさ。」
ヴァンは東門前の雑踏を見回しながら、しょっぱい顔で鼻をこすった。
(俺、バルフレア達がどこにいるかなんて、全然知らないんだよな・・・)
ヴァンは東門前の雑踏を見回しながら、しょっぱい顔で鼻をこすった。
(俺、バルフレア達がどこにいるかなんて、全然知らないんだよな・・・)
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Chap.4-3 The Memory of the Sword -剣の記憶(1)- [Chapter4 剣の記憶]
「お、ちょうどいいところに来たな。パンネロちゃん見てないか?」
カウンターに皮の盾を持って行くと、防具屋のバナミスが豚っ鼻を揺らしながら言った。
「いや、特に用事があるわけじゃないんだ。今日はご用聞きに来てないから、どうしたのかと思ってね。」
またか。と、ヴァンは思った。ここに来るまで、何件の店で同じような事を言われただろう。
カウンターに皮の盾を持って行くと、防具屋のバナミスが豚っ鼻を揺らしながら言った。
「いや、特に用事があるわけじゃないんだ。今日はご用聞きに来てないから、どうしたのかと思ってね。」
またか。と、ヴァンは思った。ここに来るまで、何件の店で同じような事を言われただろう。
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Chap.4-2 The Centurio -セントリオ- [Chapter4 剣の記憶]
(気ならとっくに向いてるよ。)
ヴァンは市街地北部の半円系の大通りをキョロキョロ見回しながら歩いていた。普通のモブなら掲示板を見て依頼人と契約すればいいとトマジは言ったけど、何でも、その『バンガが見張ってる店』に行けば、もっとオイシイことがあるという。
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